古民家を探し始めてどのくらいたっただろう。
本当の初期から数えたら、多分5年くらい?
今回、念願の古民家を購入した私。
先人達から受け継いだ古民家を次の世代に受け継ぐ為にも、このサイトを通して古民家の知識やリノベーションについての体験談を広めていきたいと思います。
「古継」というタイトルについて
「古継(こつぎ)」という名前には、「古きものを継ぐ」 という意味を込めています。
これは単に古い家を残すことではなく、日本人が長い年月をかけて受け継いできた伝統や暮らしの知恵を、次の世代へとつなげていくという想いから生まれました。
なぜ古民家なのか?
私が古民家に惹かれるのは、それが単なる「家」ではなく、日本人の心の拠り所だからです。
古民家に足を踏み入れたとき、どこか落ち着くような、懐かしさを感じることはありませんか?
それは、畳の香り、太い梁や柱、心地よい風の通り道など、すべてが日本人の暮らしに馴染むように作られているからだと思います。
こうした住まいの良さを、今の時代にも活かしていけるのではないかと考えています。
また、古民家には広い庭があることも多く、そこでは子どもたちが周囲を気にせず、のびのびと遊ぶことができます。
自然の中でのびのびと暮らすことは、子どもたちにとっても良い影響を与えるはずです。
「継ぐ」ことの大切さ
今の日本では、新築の家が次々と建てられていますが、その一方で空き家はどんどん増え続けています。
人口減少が進むなかで、新築住宅を増やし続けることは、本当に子どもたちの未来にとって良いことなのでしょうか?
使われなくなった家が放置され、やがて負担となり、「負動産」となってしまうことを考えると、今あるものを大切に活かしていくことの重要性を感じます。
また、最近は「環境に優しい暮らし」や「エコ」という言葉をよく耳にしますが、私が目指すのは流行としてのエコではありません。
古民家は、もともと自然と共に生きるための知恵が詰まった住まいです。
そうした家を活かしながら暮らすことこそが、未来の子どもたちにとって本当に価値のある選択なのではないかと考えています。
「古継(こつぎ)」を通して伝えたいこと
このブログでは、古民家の魅力や暮らし方、再生のアイデアなどを発信しながら
「古き良きものを大切にしながら、未来へつないでいく」という考えを共有していきたいと思っています。
そして、少しでも多くの人に**「古民家の価値」**を知ってもらい、取り壊される家を少しでも減らせたら——それが、私が「古継(こつぎ)」という名前に込めた願いです。
最初はカッコよく決めたかった
とまぁ、カッコいいことを書いてはいますが、古民家が壊されるのは本当にもったいないと心の底から思っています。
確かに、古民家にはデメリットもたくさんあります。
というより、今の新築のような全部80点、お金出せば90点100点になる。
そんな家じゃない。どっちかというと突出型?
100点と0点混在してますみたいな家です。
しかもその100点も万人受けする100点ではない。
多分言いたいことはわかる人はわかると思う。
- 寒い(とにかく冬は冷える)
- 汚い(築年数相応のホコリやシミ、虫もいる)
- 古い(設備は昭和どころか江戸時代のものも)
- 耐震性がない(低いではなく「ない」)
こうやって並べると、正直「住もう」と思える人は少ない。
マイホームは一生に一度の買い物と言われますが、その大事な家を、こんな古民家で購入しようと思う人はまぁ少ない。
古民家を購入する時も、私のパートナーとはかなり揉めました。
ましてや、住宅ローンを組んでまで買おうなんて人は、ほとんどいないでしょう。
でも、私は買いました。
築150年の古民家を。
住宅ローンを組んで。
「なぜそんなことを?」と聞かれることも多いですが、私にとってはごく自然な選択でした。
たしかに、新築を建てるほうが、平均80点の優等生の家ができたと思う。
でも、結局それはインスタグラムの流行を取り入れた似たり寄ったりの家で、それではただ「空き家を増やすだけ」になってしまう。
家具家電を買うように新築の家を「買う」。
家を建てる、造るではなく「買う」。
少しでもミスがあればクレーム入れて修正してもらう。
インスタ見て必死に流行りのクロスを調べて動線も考える。
ほんとにそれでいいんか?
お前はほんとにそんな家に「35年働けます」と誓うのか?
お前がどんなに調べて、「私はここの動線には一番気合を入れました。そのおかげで帰宅後もスムーズに…」みたいなこと言ってもせいぜい5分位じゃないのか節約できる時間は?
どんなにこだわって「人と被らないように一生懸命考えました」言うてもどうせ被るぞ。
10年後にはそれがスタンダードになってるか、逆に廃れて「こんなはずじゃなかった」言ってるんじゃないのか?
ほんとにそれで良いんか?
結局子供が引き継いだ新築の家は、ありきたりのただの築35年の負動産じゃないのか?
それだったら、普遍的で、日本人のDNAレベルで落ち着ける家を、安い金額で今のうちに確保するチャンスじゃないのか?
将来子供が引き継いで、もし家を売りたくなっても、
- 築35年の令和に建てられた家
- 築200年近い江戸時代の家
どっちが市場価値は高いんだ?
そんな感じで選んだ結果、どうしても古民家を譲れませんでした。
気を悪くしたらごめんなさいですが、ここはどうしても譲れない気持ちだったのであえて書かせてもらいました。
古民家の価値を伝えたい
古民家はただの「古い家」ではありません。
そこには、日本人が長い年月をかけて培ってきた知恵と技術が詰まっています。
そして、何よりも「落ち着く」空間があります。
私が実際に住んでみて感じたこと、リノベーションをして分かったこと、費用や手間、そして住み心地まで、リアルな情報をこのブログで発信していきます。
古民家に興味はあるけれど、実際どうなの?
寒さやリノベ費用、耐震補強ってどうするの?
そんな疑問に答えながら、「古民家に住む」という選択肢をもっと多くの人に知ってもらいたい。
そして、少しでも「壊される古民家」を減らせたらいいなと思っています。
更新は不定期になりますが、これからリアルな古民家暮らしを綴っていきますので、期待せずお待ち下さい。