MENU

古民家の庭整備|電動工具がなきゃやってられない春の作業記録

「古民家の庭整備|電動工具がなきゃやってられない春の作業記録」アイキャッチ画像

急に過去のリノベーション記事から現代に飛びましたが、過去と現代を並行して書いていかないと追いつきません。古民家の庭は待ってくれません。

ということで庭の手入れを行いました。

公道沿いの枝が道路にせり出していて、見た目にも分かりやすく荒れていましたし、古継邸は田舎の集落にあるのでご近所さんの目を意識した庭造りは欠かせません。

別に誰かに言われたわけじゃないですがまずはそこから手をつけることにしました。

最初に家の大まかな図解をします。

左側の気持ち程度に囲っている青い部分が今回の作業場所です。

ものすっごい適当ですが、古継邸は若干旗竿地のような感じになっています。

見てわかる通り、敷地自体は正方形に近く敷地内での起伏もほとんどないため整備自体はしやすいはずです。

色で分けていますが、紫部分はお気持ち程度の舗装がされていますがガタガタ+所々ぬかるみもあり今後駐車場にするため工事予定です。その隣に約50坪の母屋と、2部屋分の広さの離れがついています。

そしてそれ以外、つまり赤い部分の何も記載されていない部分は全て手付かずの自然です。

坪数で言えばザックリ350~400坪くらいです。

古民家によっては立派な日本庭園がついており、石がゴロゴロ植木がわんさかみたいな古民家もありますが、古継邸の場合はほぼ自然。立派に雑草(木?)が生えております。

目次

作業前の様子

実際に作業を始める前の状態はこんな感じ。

木の枝が敷地の外にまで伸びていて、この道も多くはないけど人通りもあり歩く時にも邪魔。

この写真ではわかりませんが、実はこの木の中に境界であるフェンスも隠れています。

道具のこと

今回使ったのは以下。

  • マキタ 高枝チェーンソー(MUA200D)
    • 地元のショップ購入39,600円
  • マキタ ハンディチェーンソー+急速充電器+18V6A純正バッテリー(MUC150DRG)
    • ネット購入49,045円
  • BGフェイスガード(KM-YL08)
    • ホームセンター購入998円
  • K+遮熱冷感ナイロンフェイスカバーK25
    • ホームセンター購入798円
  • セフティー3ワンタッチエプロン高視認性
    • ホームセンター購入1,958円
  • アルミパイプホーク4本足
    • ホームセンター購入3,828円
  • 麦わら帽子&軍手
    • 実家にあったやつ

ちなみに私、ブログ掲載にあたってネットで正式名書見たりしながら書いてます。当然だけどネットの方が断然安い。私はネットネイティブ世代なので普段はほとんどネットです。今回は実物が見たかったのと、Amazonや楽天で検索しても似たり寄ったりでわからなかったのと、実店舗の定員さんが熱心に説明してくれたので実店舗で買っていますが、この記事を書くにあたってネットの値段を見てたまげておりかつ(値段の差に)ブチ切れています。

よほど急ぎでなければネットで購入しましょう。ただネットにはネットならではの注意点もあります。

保障とか品番とか壊れた時の対応とかね。

はい、最初はハンディチェーンソーを使ってみました。

ただ、葉やツルが絡んでうまく刃が回らず、思うように進みません。

個人的には、もっとバサッてチェーンソーを当てたらスパって切れるイメージがあったんですが、なんせ枝がチェーンソーから逃げて切れません。かといって木の根元から切ろうにもワサワサし過ぎでハンディの方だと届かない。

てことで、途中から高枝チェーンソーに切り替えてみたところ、これが思いのほか快適でした。

購入するときに「ハンディは絡むけど、高枝はそうでもないよ」と言われていたのを思い出しそのとおりだなと納得。理由はわからん。でも実際こっちの方がスムーズでした。

後は木を切っていると、上からタッパや木屑がかなり落ちてくる。木屑ならいいですが、最悪毛虫とかが落ちてくるのですごく怖い。

顔や首や服の中にも入ってきて集中力が削がれるので、フェイスガードとカバーは本当に重要でした。とにかく肌を隠そう。

フェイスカバー、エプロン、フェイスガード、帽子、軍手。

まぁ木を切るだけならフェイスカバーかフェイスガードどちらかと軍手、あとはエプロンじゃなくても汚れてよい服着てればいけないこともないです。

追記
最初はこれだけ重装備してましたが、結局子育て中で時間もないのでめんどくさくなってます。
最近は「汚れてもいい上着とズボン」「軍手」「フェイスガード」だけつけてバンバン切って刈ってしてます。
汚れてもいい上着とズボンは毎回洗ってません。終わったらそのまま外の離れに干してます。汚い。

マキタ製品、最初に迷ったことの備忘録

私は今回の庭整備で、はじめてマキタの電動工具を使いました。

それまでマキタの製品は一切持っておらず、完全に初心者。

なので購入にあたっては、かなり下調べと比較を重ねました。

マキタ製品をネットで調べると、アマゾンや楽天などにたくさんの選択肢が出てきます。

同じ商品名でも「本体のみ」「バッテリー付き」「バッテリー+充電器付き」などバリエーションが多く、

何が付属しているのか、どれを買えばちゃんと使えるのかが非常に分かりづらい。

さらにややこしいのが、「バッテリー付き」と書かれていても、そのバッテリーが何アンペアのものなのか、充電器は急速なのか普通なのかといった情報が商品ページによっては明確に記載されていないこと。

実際に私は、ハンディチェーンソー・バッテリー・充電器がセットになった商品を購入しました。

そのとき充電器が急速充電タイプなのか、通常のものなのかがはっきりせず、どちらが届くのか分からないまま購入する形に。

結果的には急速充電器が届いたのですが、個人的にはバッテリーへの負荷を考えると、通常充電のほうが安心感があったので少し残念に感じました。

こういった経緯もあり、「やっぱり本体・バッテリー・充電器はそれぞれ別に購入して中身を把握しておいた方が確実」というのが、今のところの結論です。

マキタのアルファベットの意味についてはこちらで簡単に紹介してます。

ネット購入と保証の話

もうひとつ気になったのが、「保証」の扱いです。

店舗で購入した場合、保証書に記名してくれて、その場で保証対応も受けられることが多いですが、

ネット購入だと、保証書が同封されていても記入がなかったり、販売元がどこか分かりにくく、実際に保証対応してもらえるのか不安な部分があります。

特にマキタのようなプロ仕様寄りの製品は、修理やメンテナンスを前提にしている部分もあるでしょうし、こうした保証まわりの不透明さは初心者にとってはハードルが高いなと感じました。

田舎での工具選びは「選択肢が少ない」という前提で

私は現在、田舎の古民家に暮らしています。

実際にマキタ製品を取り扱っている店舗というのは、それほど多くありません。

専門の電動工具店があったとしても、種類や在庫が限られていたり、値段が高めに設定されている場合もあります。

なので、ネットで探すしかないという現実もある。

ただしその分、バッテリーの互換性や保証内容はしっかり確認しておく必要があると思います。

まとめると、マキタを初めて買うときは:

  • 本体・バッテリー・充電器の構成を明確にして買う
  • セット内容を見極めるために“分けて買う”方が安心
  • 保証の不明点を考慮して、可能なら店舗購入も検討
  • 田舎暮らしの場合はネット購入前提だが、情報収集は丁寧に

というのが、私の体験から得た実感です。

整備した場所と世間の目

今回手を入れたのは、庭の中でもほんの一部。母屋や畑ではなく、公道に面した敷地端のエリア。

枝が通路の上にかぶさっていて道を歩く人の邪魔になる。田舎という場所柄、こういうところは見られている。誰も何も言わないけど、いつ言われるかわからない。そういった緊張感が田舎にはあります。

凄いネガティブな書き方してますが、実のところご近所さんはいい人ばかりです。昨日もジャガイモたくさんもらいました。おいしいです。

もしかしたらこちらの思い過ごしかもしれないし考えすぎかもしれないですが、個人的にはこういった緊張感もある程度は必要なのではないかと思っています。

こういった緊張感がないと、結局自分たちだけ良ければよいという考え方に(特に若い世代ほど)陥りがちなので、こういった「ご近所さんの目」は今後も頭に入れながら生活していきたいと思います。

作業中の様子

途中でチェーンが外れたり、思っていた以上に枝が硬かったりして最初はかなりペースが悪かったですが、1時間も経てば道具の扱いにも慣れてきて、作業効率も上がっていきました。

実際に切った枝は、その場でまとめて敷地の奥に放置です。枝を処分するのにもお金がかかります。幸い私の地域は燃えるゴミで出せるそうですがゴミ袋もただではないので。

枝もいずれは肥料になるという口実の下放置です。前向きな放置。

感じたこといろいろ

枝の切り方ひとつにもコツがあり、細かく刻んでしまうと掃除が面倒になります。ある程度太いところでまとめて切る方が後の処理が楽でした。

今回は敷地の外に出ている枝を切っていたため、切った後敷地の中に放り投げなければいけなかったためある程度長さを残して切っていました。

逆に敷地の中のものを選定するくらいだったら、そこまで深く考えず切れたと思います。

服装の重要性も実感し、ゆるめの服だと木屑が入りやすくて不快だったし、ナイロン系のぴったりした服と長靴が快適でした。よく工事現場の人がぴっちりした服を着ているのを見かけており、単純にかっこつけだと思っていた自分をぶん殴りたいです。

工事現場の方ごめんなさい。

作業後の話

伐採が終わってから家に入ろうと思っても、汗や木屑でかなり汚れているのでうちでは離れを一時的な作業スペースにしています。そこで着替えて母屋に入る感じ。

リノベーションで土間の範囲を縮めて、玄関ホールや縁側には無垢材を使っているので、そっちに汚れたまま入るのは正直避けたかったのです。ヒノキにしているのですぐに傷がつきます。

こういう“汚れてもいい場所”があると本当に助かります。作業を日常の中に組み込んでいくなら、こういう逃げ場が必要になると改めて思うと同時に、土間をもう少し広く取っておくべきでした。

といっても一般的な家からしたらその2倍くらいはあるのですが。

整備後の状態

ひと通り剪定が終わった後の写真がこちら。

枝がなくなるだけで、全体の印象がずいぶん変わります。

ちなみに下の木はハンディの方で切りました。

ハンディのことをネット検索すると「〇センチ以上は厳しいかも」みたいな記事も見かけた記憶がありますが、個人的には太くても何とかなると思いました。

次は竹

次に手をつけたいのは、母屋の正面にある竹のスペース。

見た目はそこまででもないですが、「竹は地下で根を広げているから」とみんなが脅してきます。

子供もいるので除草剤はあまり使いたくないけど、ここに限っては検討中です。できれば最終的には芝生とかも張りたいし。ただ除草剤も実は残らないみたいな記事も見かけてどうしようと。

とりあえず専門の業者に相談してから、どうするか決める予定。

少しずつでも手を入れれば、ちゃんと変わっていくので、広い庭の整備は一気には進まないけどこうして一つ終えると、「次もやろう」という気持ちになります。

というよりやらないといけないのだけど。


よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次