結論:比較表
モデル名 | 本体価格(税抜) | モーター | 刈刃径・種類 | ハンドル形状 | 回転数モード | 質量(バッテリ込) | 特長・備考 |
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MUR194 | 約13,200円 | ブラシ(先端) | φ200mm 金属8枚刃対応 | ループ | 高速/低速(2段) | 約2.5kg | 軽量・安価な入門モデル。 |
MUR190 | 約29,200円 | ブラシレス(先端) | φ230mm 金属チップソー対応 | U / ループ / 2グリップ | 3段変速 + 楽らくモード | 約3.2kg(U) | パワフルな標準機。 |
MUR191 | 約30,400円 | ブラシレス(先端) | φ230mm 金属チップソー対応 | U / ループ(分割棹) | 3段変速 + 楽らくモード | 約3.5kg(U分割) | MUR190の分割収納型。 |
MUR195 | 約41,500円 | ブラシレス(後端) | φ230mm 金属チップソー対応 | U / ループ / 2グリップ | 無段変速 + 超低速 + 楽らくモード | 約3.8kg(U)/約3.4kg(他) | 最新型。重心バランス•快適性高い。 |
用途別おすすめはこれ
- とにかく軽くて安い機種が欲しい
- MUR194(草刈りビギナー/庭まわり用)
- 標準的なパワーと信頼性が欲しい
- MUR190(本格的な草刈り/畑・空き地にも対応)
- 収納スペースが狭い or 車で運ぶ予定あり
- MUR191(分割シャフト型)
- 長時間作業&快適性を重視したい
- MUR195(手首や肩が疲れにくい最上位モデル)
型番の読み方(MURシリーズ共通)
記号 | 意味 | 説明 |
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U | Uハンドル | 自転車のような両手ハンドル。囲いの草刈りに適した安定型。 |
L | ループハンドル | 丸型の片手ハンドル。小回りがきき、狭所や傾斜地に便利。 |
W | 2グリップ | 棒状グリップが2つ。コンパクトで軽作業向き。初心者にも扱いやすい。 |
D | ドライブユニット | モーター付き本体を示す接尾語。通常型番に含まれる。 |
F | 18Vスライドバッテリ対応 | バッテリの形式を示す。現行の標準仕様。 |
R | バッテリ付き | セット品でバッテリが同梱されているモデル。 |
G | 充電器付き | Rとセットで「バッテリ+充電器付き」モデルを示す。 |
Z | 本体のみ | バッテリ・充電器が付属しない「裸本体」モデル。既に所有している人向け。 |
MURシリーズの型番には、操作スタイル・付属品の有無・対応バッテリ形式などが記号として埋め込まれています。
- MUR195UDZ
- MUR195シリーズ/Uハンドル仕様/Z=本体のみ
- MUR195LDRG
- MUR195シリーズ/L:ループハンドル/RG:バッテリ・充電器付き
- MUR194LDZF
- MUR194シリーズ/ループハンドル/Z:本体のみ/F:スライド式18Vバッテリ対応
ネットで購入する場合、付属しているバッテリーや充電器の種類は確認しましょう。バッテリーなら何アンペアなのか?充電器なら標準のものなのか急速充電のものなのか等です。
各モデルの特徴(詳細編)
MUR194:軽くて扱いやすい“まずは1台”の入門機
MUR194はマキタ草刈機のなかでも最も価格が安く、重量も非常に軽いモデルです。
片手でも扱えるループハンドル+2段階のシンプルな変速方式で、「草刈機を初めて使う」という人にもとっつきやすい。
ただ、モーターはブラシ付きでパワーは控えめ、連続稼働時間や耐久性は上位モデルに劣ります。
刈刃もφ200mmとやや小さめ。家庭の庭まわりや駐車場の雑草処理など、軽作業向けと割り切って使うのがベストです。
あくまでマキタの中では機能的に劣るというだけで、腐ってもマキタ、腐っても18Vであり基本的には十分草刈りに使えるレベルです。
というのも、実際私の両親が実家の畑を少しだけ刈るのにこれを購入しました。
試しに古継邸を刈ってみましたが、短時間であれば十分使用できます。
MUR190:標準モデル。パワーとバランスのよさが光る
MUR190は、「とりあえずこれを選んでおけば間違いない」と言える定番モデル。
パワフルなブラシレスモーター、φ230mmのチップソー対応、3段階変速+自動変速モードなど、性能もバランスも◎。
私の印象では、ある程度の面積や背の高い雑草に対しても安心して使えるレベル。
U・ループ・2グリップのハンドルタイプが選べるのも、体格や用途に合わせやすくて助かります。
MUR191:収納性重視ならこれ。分割棹モデル
見た目と性能はMUR190とそっくり。でも中央でシャフトが分割できるという構造が最大の違いです。
狭い物置や車のトランクに入れたい人には本当に便利。分割構造ぶん、重量はほんの少し増えますが、操作感はあまり変わりません。
日常的に現場への持ち運びがある方、自宅の収納に余裕がない方はこのモデルが有力候補になります。
MUR195:重心バランスが圧倒的。1段階上の快適さ
私が実際に選んで使っているのがこのモデル。
モーターが後端(手元)にあることで、先端が軽く感じられます。
さらに、無段変速・超低速対応・カラミトリ機能など、作業中にありがちなストレスを一つずつ取り除いてくれる設計。
「頻繁に草刈りする」「敷地が広い」「時間をかけたくない」人は、多少値段が高くてもこのモデル一択だと思います。

モーターの位置で変わる「疲労感」
草刈り作業で地味に効いてくるのが、「どこにモーターがあるか」です。
- **先端モーター(MUR190/191/194)**は、振動や重さが手にダイレクトに伝わるため、長時間作業では疲れがたまりやすい。
- **後端モーター(MUR195/195SD)**は、体に近い位置に重心があるため、圧倒的にバランスがよく、腕の負担も減ります。

モーターの位置でもう一点私がプロから教えてもらったこととして、モーターが先端にあると振動が直でモーターに伝わってしまうため負荷がかかりやすくなると言われました。負荷がかかる=故障リスクが上がるということです。
私は実際にMUR195を使ってみて、「重さって数値だけじゃないんだな」と痛感しました。
モーターが後ろにあるだけでこんなに楽になるとは思っていませんでした。
まとめ:迷ったら「使用頻度×庭の広さ」で選ぶ
- たまに草刈り/軽めの作業中心 → MUR194
- 定期的に使いたい/少し広い庭がある → MUR190/MUR191
- とにかく疲れず快適に作業したい → MUR195
価格差はありますが、長く使う道具だからこそ、性能と相性で選ぶのが結局一番満足度が高いと実感しています。
古民家は大体広い庭があると思うので、とりあえず195を選んでおいたらいいと思います。